食品スーパーマーケット月別動向

食品スーパーマーケット月別動向

2020年10月の実績

既存店総売上高
103.6%(9ヵ月連続プラス)

3団体加盟270社による販売統計調査における、10月の総売上高前年同月比(既存店ベース)は103.6%となり、9ヵ月連続で前年実績を超過しました。
引き続き家庭内での食事需要が高い状況が続いています。昨年は気温が高めに推移しましたが、今年は平年並みとなり秋らしい季節となったこと、昨年より気温が低く推移したことで、季節商材、ホットメニューなどの売れ行きが順調だったことも好調の要因と考えられます。
一方で昨年10月は、消費税率引き上げ直後であり、食品には軽減税率が適用されたとはいえ、一部商品には買いだめの反動もみられました。またキャッシュレス・ポイント還元事業の開始、プレミアム商品券など、消費喚起策が開始されました。さらに昨年10月中旬には、台風19号が伊豆半島に上陸、関東地方と東北地方に甚大な被害が発生し、直前の買いだめ需要や店休の影響もありました。このように前年はさまざまな変化が起きた月であり、単純な比較は難しいところですが、依然として高い家庭内食事需要に支えられているとみています。

売上高DI、収益DI
共にプラス幅を拡大

経営動向調査では、感染拡大防止意識による来店頻度の低下により来客数DIが低迷しているが、客単価DIが大幅なプラスとなっており、売上高DI、収益DI共に前月に比べプラス幅が拡大してます。

景気判断DIは現状・見通し
ともに小幅に改善

スーパーマーケットの中核店舗を対象とした景況感調査では、景気判断DIが小幅に改善をみせた。そのほかのDIは前月とほぼ同水準で推移しています。

食品スーパーマーケット動向資料(2020年10月)PDF

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