食品スーパーマーケット月別動向

食品スーパーマーケット月別動向

2021年2月の実績

既存店総売上高
98.9%(13ヵ月ぶりマイナス)

3団体加盟270社による販売統計調査における、2021年2月の総売上高前年同月比(既存店ベース)は98.9%となり、2020年1月以来13ヵ月ぶりに前年同月実績を下回りました。前年がうるう年で営業日が1日多く、その翌年にあたり前年同月比が影響を受けました。巣ごもり需要は引き続き堅調で、家庭内の食品需要、なかでも調理需要は高い状況が続いており、生鮮3部門合計は102.1%となりました。気温の高い日が多く、鍋物など冬物商材が不振となりました。前年のこの時期から保存性の高い食品の買いだめやマスクや紙製品の品薄が発生しており、今年は反動により大幅減となった店舗もみられました。

売上高DI、収益DI共に
大幅に下落し、共にマイナス

経営動向調査では、売上高DI、収益DI共に大幅に下落し、共にマイナス値となりました。引き続き巣ごもり傾向による堅調な食品需要に大きな変化はみられませんが、うるう年の翌年にあたり営業日が一日少ないことに加え、前年に特需が起きた保存性の高い食品やマスクなどの衛生用品、紙製品の反動が加わったことが影響しました。買上点数の増加による客単価DIの大幅なプラス、来店頻度の減少による来客数DI低下傾向にも大きな変化はありませんでした。

景気判断DI現状判断は大幅に、
見通しも小幅に悪化

スーパーマーケットの中核店舗を対象とした景況感調査では、2月のスーパーマーケット中核店舗における景気判断DI現状判断は、前月から-7.4の39.8、見通し判断は前月から-3.6の35.8となり、共に前月から小幅な悪化となりました。

食品スーパーマーケット動向資料(2021年2月)PDF

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