食品スーパーマーケット月別動向

食品スーパーマーケット月別動向

2021年8月の実績

既存店総売上高前年同月比
97.6%(7ヵ月連続マイナス)

3団体加盟270社による販売統計調査における、2021年8月の総売上高前年同月比(既存店ベース)は97.6%となり、7ヵ月連続で前年同月実績を下回りました。参考値として公表している2019年との比較では103.7%となっています。感染の再拡大による巣ごもり生活により家庭内食品消費は堅調に推移しました。一方で買物回数の抑制や天候不良による来客数減がみられました。上旬相場安、中旬以降相場高となった青果カテゴリーが91.5%と不調でしたが、飲食店時短の影響や保存可能な食品として需要の高い畜産カテゴリーは比較的堅調に推移しました。家庭内需要は堅調であったものの、中旬以降気温が低下し飲料など夏物商材の不振となった一般食品カテゴリー、日配品カテゴリーは伸び悩みました。惣菜カテゴリーは、家飲みやオリンピック・パラリンピック観戦を追い風に堅調推移しました。非食品は衛生用品を中心に反動減が続いています。

売上高DIは小幅に
マイナス幅を拡大

経営動向調査では、売上高DIは小幅にマイナス幅を拡大、収益DIは前月から大きな変化はありませんでした。お盆以降の天候不良による青果相場が高騰、畜産相場の高値傾向により、生鮮品仕入れ原価DIが6.8まで上昇しました。一方でお盆期間に長雨が直撃、今年も帰省を見送る傾向が強く、また感染拡大による買物頻度の減少などにより、来客数DIは大幅な低下となりました。

景気判断DI現状判断は
小幅に低下

スーパーマーケットの中核店舗を対象とした景況感調査では、8月のスーパーマーケット中核店舗における景気判断DIの現状判断は、前月から-1.4の40.6、見通し判断は前月から -0.4の37.1となり、現状判断は小幅に低下しました。

食品スーパーマーケット動向資料(2021年8月)PDF

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