食品スーパーマーケット月別動向

食品スーパーマーケット月別動向

2022年1月の実績

既存店総売上高前年同月比
97.9%(3ヵ月連続マイナス)

3団体加盟270社による販売統計調査における、2022年1月の総売上高前年同月比(既存店ベース)は97.9%となり、3ヵ月連続で前年同月比はマイナスとなりました。2021年1月との比較(参考値)は104.3%とプラスになっています。中旬頃まで前月同様に新規感染人数の落ち着いた状況が続いており、家庭内食品消費需要にやや減少傾向がみられ、週末の客数減や買い上げ点数の減少を指摘するコメントが多くみられましたが、下旬からは内食需要が回復しました。前年寒波との比較で今年は気温が高く、鍋物など冬物商材が不振となった地域がありました。青果相場は高安まちまちでしたが、水産、畜産品が相場高となっているほか、一般食品でも価格の上昇が続いています。惣菜カテゴリーのみが102.9%と前年を超過しました。

売上高DI、収益DIともに
マイナス幅をわずかに縮小

経営動向調査では、売上高DI、収益DIともに前月からマイナス幅をわずかに縮小しました。中旬までは感染状況の落ち着きにより内食需要の減少がみられましたが、その後持ち直しました。畜産相場や水産相場の高値傾向による生鮮品仕入原価DI、原材料価格高騰による値上げで食品仕入原価DIの上昇傾向が続いており、いずれも二桁プラス域で高止まりしています。

景気判断DIは
現状・見通しともに改善

スーパーマーケットの中核店舗を対象とした景況感調査では、1月のスーパーマーケット中核店舗における景気判断DIの現状判断は、前月から +1.7の40.9、見通し判断は前月から+3.0の37.5となり、ともに前月から改善をみせました。

食品スーパーマーケット動向資料(2022年1月)PDF

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