食品スーパーマーケット月別動向

食品スーパーマーケット月別動向

2022年5月の実績

既存店総売上高前年同月比
96.8%(2ヵ月連続マイナス)

3団体加盟270社による販売統計調査における、2022年5月の総売上高前年同月比(既存店ベース)は96.8%となり、2ヵ月連続に前年同月比を下回りました。前年に比べ巣ごもり生活は大幅に緩和した影響や相次ぐ値上げにより、全般的に買い上げ点数の減少がみられました。食品の値上げが相次いでいるほか、青果、水産や畜産相場でも、輸入品を中心に価格の高騰が続いています。花見など行楽需要に回復傾向がみられ、行事再開による予約販売の増加を受けた惣菜カテゴリーが101.0%と唯一前年を超過しました。

売上高DI、収益DI
ともにマイナス幅は二桁

経営動向調査では、内食需要の低下や価格上昇等による販売点数の減少を受け、売上高DI、収益DIともにマイナス幅は二桁となりました。一方で、生鮮品仕入原価DI、原料価格等の高騰による食品仕入原価DIは、調査開始以来最高水準で推移しており、販売価格は高止まりが続いています。一方で、客単価DIはプラスを維持しているものの、伸び悩みをみせました。昨年は一部地域で緊急事態宣言が出ていたゴールデンウイーク期間を中心に人流変化の影響がみられ、来客数DIは抑えられた状況が続いています。

景気判断DIは現状・見通し
ともに悪化

スーパーマーケットの中核店舗を対象とした景況感調査では、5月のスーパーマーケット中核店舗における景気判断DIの現状判断は、前月から -3.0の38.8、見通し判断は前月から-1.9の34.7となり、現状判断、見通し判断とも前月から悪化しました。

食品スーパーマーケット動向資料(2022年5月)PDF

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