食品スーパーマーケット月別動向

食品スーパーマーケット月別動向

2022年7月の実績

既存店総売上高前年同月比
100.1%(4ヵ月ぶりプラス)

3団体加盟270社による販売統計調査における、2022年7月の総売上高前年同月比(既存店ベース)は100.1%となり、4ヵ月ぶりに前年同月を超過しました。感染の再拡大により内食需要が高まったほか、食品備蓄の動きもみられ、前年緊急事態宣言下と同水準の販売実績を記録しました。気温が高く推移し、飲料をはじめとする夏物商材の販売が好調に推移しました。日曜日が一日多い曜日巡りにより販売が底上げされた店舗もみられました。食品の値上げが相次いでいるほか、生鮮品相場でも輸入品を中心に価格の高騰が続いており、利益を圧迫しているとのコメントがみられました。猛暑による調理敬遠の動きや家飲み需要の回復を追い風に、惣菜部門は102.9%と好調となりました。

売上高DI、収益DIともに
ともに前月から大きく上昇

経営動向調査では、感染の再拡大による家庭内食事需要回復や、高い気温による夏物商材の好調、前年より祝日は減ったものの日曜日が一回多い曜日巡りにより、売上高DI、収益DIともに前月から大きく上昇、マイナス幅を縮小しました。生鮮品仕入原価DI、原料価格等の高騰による食品仕入原価DIにより、販売価格DIが引き続き高止まりするなか、食品需要の高まりにより、客単価DIも上昇しています。来客数DIは、回復傾向がみられたものの、猛暑により日中の来店が減少した影響を受けています。

景気判断DI 現状・見通し
ともに大幅改善

スーパーマーケットの中核店舗を対象とした景況感調査では、7月のスーパーマーケット中核店舗における景気判断DIの現状判断は、前月から +5.7の42.4、見通し判断は前月から +4.6の37.7となり、現状判断、見通し判断とも前月から大幅な改善をみせました。

食品スーパーマーケット動向資料(2022年7月)PDF

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