食品スーパーマーケット月別動向

食品スーパーマーケット月別動向

2023年2月の実績

既存店総売上高前年同月比
99.1%(5か月ぶりマイナス)

3団体加盟270社による販売統計調査における、2023年2月の総売上高前年同月比(既存店ベース)は99.1%となり、5か月ぶりに前年同月を下回りました。仕入れ価格高騰による販売価格の上昇が続いており、買い上げ点数の減少を一品単価の上昇で販売を底上げする状況が続いています。前年まん延防止等重点措置による内食需要増加の反動や中旬以降前年より高く推移した気温の影響で生鮮品が不調となりました。光熱費の上昇や食用油などの高騰による調理敬遠を追い風に揚げ物や焼き物が好調な惣菜部門は引き続き好調となっています。パン類値上げや鶏卵の価格高騰、冷凍食品が好調な日配カテゴリーも好調になりました。

売上高DIと収益DIは
ともに前月より大幅に低下

経営動向調査では、売上高DIと収益DIは共に前月より大幅に低下し、マイナス圏となりました。引き続き生鮮品仕入原価DIと食品仕入原価DIが過去最高水準で推移しており、販売価格DIは高止まりが続いています。一方買上点数の減少傾向により、客単価DIはプラス幅を縮小しました。来客数DIは引き続きマイナス圏での推移となっています。

景気判断DIは現状・見通し
ともに悪化

スーパーマーケットの中核店舗を対象とした景況感調査では、2月のスーパーマーケット中核店舗における景気判断DIの現状判断は、前月から-4.2の40.1、見通し判断は前月から-2.1の37.0となり、現状判断、見通し判断共に悪化をみせました。

食品スーパーマーケット動向資料(2023年2月)PDF

    データダウンロード

    食品スーパーマーケット月別動向

      ページトップへ