食品スーパーマーケット月別動向

食品スーパーマーケット月別動向

2023年3月の実績

既存店総売上高前年同月比
100.6%(2か月ぶりプラス)

3団体加盟270社による販売統計調査における、2023年3月の総売上高前年同月比(既存店ベース)は100.6%となり、2か月ぶりに前年同月を超過しました。仕入れ価格高騰による販売価格の上昇が続いており、買い上げ点数の減少を一品単価の上昇で販売を底上げする状況が続いています。自粛生活の緩和による家庭内食品需要低下と節約志向による内食、中食需要の高まりが混在する状況となっています。高く推移した気温の影響でアイスや飲料など涼味系商材が好調となりました。光熱費の上昇や食用油などの高騰による調理敬遠、行楽、花見関連需要を追い風に惣菜部門が好調となっています。パン類値上げや鶏卵の価格高騰、冷凍食品が好調な日配カテゴリーも好調になりました。

売上高DIが
前月より大きく上昇

経営動向調査では、売上高DIが前月より大きく上昇しました。引き続き、生鮮品仕入原価DIと食品仕入原価DIが過去最高水準で推移し、販売価格DIの高止まりも続いています。買上点数の減少傾向はやや緩和しており、客単価DIが上昇しました。一方で来客数DIは引き続きマイナス圏での推移となっています。

現状判断、見通し判断
ともに大幅に改善

スーパーマーケットの中核店舗を対象とした景況感調査では、3月のスーパーマーケット中核店舗における景気判断DIの現状判断は、前月から+5.0の44.8、見通し判断は前月から+4.1の40.2となり、現状判断、見通し判断共に大幅な改善がみられました。

食品スーパーマーケット動向資料(2023年3月)PDF

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