食品スーパーマーケット月別動向

食品スーパーマーケット月別動向

2023年9月の実績

既存店総売上高前年同月比
104.3%(7か月連続プラス)

3団体加盟270社による販売統計調査における、2023年9月の総売上高前年同月比(既存店ベース)は104.3%となり、7か月連続で前年同月を超過しました。仕入れ価格高騰による販売価格の上昇が続いていますが、残暑が厳しく、涼味商材好調により買い上げ点数の減少幅が抑制し、販売を底上げする状況となりました。天候不良による青果相場高騰やブドウをはじめとする国産果物が好調だった青果カテゴリーは好調となりました。国産牛や国産豚肉の相場高騰の影響を受けた畜産カテゴリーは、伸び悩みました。一部魚種で入荷や相場に落ち着きがみられた水産カテゴリーは比較的好調に推移しました。気温が高く推移し、飲料をはじめとする涼味商材の販売が好調となりました。一方で鍋物など秋冬商材は動きが鈍くなりました。光熱費上昇や食用油の高騰による調理敬遠を追い風に惣菜部門が引き続き好調となっています。パン類値上げ、アイスや冷凍食品が好調な日配カテゴリーの伸び率が最も高くなりました。

売上高DI、収益DI
共に前月に比べ小幅に下落

経営動向調査では、売上高DI、収益DI共に前月に比べ小幅に下落しました。引き続き生鮮品仕入原価DIと食品仕入原価DIが過去最高水準で推移し、販売価格DIが高止まりしている状況が続くが、客単価DIが-6.0の14.0と下落したことが影響しています。来客数DIはほぼ前月並みの水準を維持しました。

景気判断DI現状判断は
3か月連続で50を上回る

スーパーマーケットの中核店舗を対象とした景況感調査では、9月のスーパーマーケット中核店舗における景気判断DIの現状判断は、前月から-1.7の50.2と小幅に悪化したものの、3か月連続で判断の分かれ目である50を上回りました。見通し判断は前月から+0.7の46.2となり、ほぼ前月水準となっています。

食品スーパーマーケット動向資料(2023年9月)PDF

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