
食品スーパーマーケット月別動向
2025年5月の実績
2025年6月23日更新(次回更新予定:7月23日)
既存店総売上高前年同月比
103.6%(27か月連続プラス)
3団体加盟270社による販売統計調査における、2025年5月の総売上高前年同月比(既存店ベース)は103.6%となり、27か月連続で前年同月を超過しました。引き続き米の価格高騰に加え、関連商品、代替商品の販売が好調で、一般食品が108.0%と引き続き好調を牽引しました。相場に落ち着き、単価の下落がみられた青果カテゴリーは、100.1%と前月よりさらに伸び率が縮小しました。価格高騰により牛肉から豚・鶏肉に需要シフトが続く畜産カテゴリーは102.7%と伸び悩みました。惣菜カテゴリーは、米価格高騰による需要がシフトを追い風に、引き続き好調に推移しました。寒暖差が大きく、前年より気温がやや低めに推移したことで、季節商材の販売に苦心したというコメントが散見されました。
前月に引き続き二桁プラスを維持
収益DIは小幅な下落
経営動向調査では、売上高DIは前月に引き続き二桁プラスを維持、収益DIは小幅な下落となりました。生鮮品仕入原価DIが低下したものの、食品仕入原価DIは高止まり傾向が続き、販売価格DIは高水準での推移が継続しています。来客数DIはマイナス域で推移しているものの、引き続き客単価DIは高水準を維持しています。
現状判断DI
前月水準で推移
スーパーマーケットの中核店舗を対象とした景況感調査は5月のスーパーマーケット中核店舗における景気判断DIの現状判断は前月から-0.6の48.2、見通し判断が前月から-0.8の44.4となり、やや悪化傾向が続くが、共に大きな動きはなく、ほぼ前月水準で推移しました。