
食品スーパーマーケット月別動向
2025年7月の実績
2025年8月22日更新(次回更新予定:9月25日)
既存店総売上高前年同月比
104.3%(29か月連続プラス)
3団体加盟270社による販売統計調査における、2025年7月の総売上高前年同月比(既存店ベース)は104.3%となり、29か月連続で前年同月を超過しました。7月としては歴代1位の平均気温を記録する猛暑にみまわれ、飲料、涼味など、夏物商材を中心に堅調な販売動向となりました。猛暑により飲料など、引き続き米類、関連・代替商品の販売が好調な一般食品は、107.1%と引き続き好調となりました。価格高騰により牛肉から豚・鶏肉に需要シフトが続く畜産カテゴリーでは、週末のバーベキュー需要が好調で、103.1%となりました。惣菜カテゴリーは、米価格高騰による代替需要と高温による家庭調理敬遠志向の高まりにより104.8%と引き続き好調に推移しました。アイスや麺類など涼味商材の好調と鶏卵の高騰を背景に、日配カテゴリーは106.2%となりました。
売上高DIは二桁プラス水準まで上昇
収益DIもプラス圏に回復
経営動向調査では、売上高DIは二桁プラス水準まで上昇、収益DIもプラス圏に回復しました。生鮮品仕入原価DI、食品仕入原価DIが上昇したことで販売価格DIは高水準を維持。客単価、来客数DIも前月より上昇しました。
現状判断DIは
再び50を回復
スーパーマーケットの中核店舗を対象とした景況感調査は7月のスーパーマーケット中核店舗における景気判断DIの現状判断は前月から+2.2の50.2、見通し判断が前月から+1.5の45.5となり、共に小幅に改善し、現状判断は、1月以来6ヵ月ぶりに50台を回復しました。